暖かい部屋でよく冷えた飲み物をグラスに注ぐと、グラス表面に水滴がつきます。

壁や窓ガラスに結露がついて濡れるのもこれと同様の原理です。

結露は、室内の空気中の水蒸気が窓ガラスや壁で冷やされて発生します。

寒い朝、窓がびっしょり水滴で濡れていたり、水を抜いたはずの浴室の壁一面に

水滴がたまっていたりするのは、実は結露のしわざなのです。

結露の発生は自然現象で、そのこと自体には問題はありません。ところが、住まいの中では私たちの健康や建物にとって、思わぬ悪影響を引き起こします。

結露が原因で起こるさまざまなトラブルを知って、結露対策の大切さをご理解ください。

そのままにしておくと・・・表面結露は壁や窓まわりに発生する結露です。シミやカ　

　　　　　　　　　　　　　ビ、クロスはがれの原因になります。

　　　　　　　　　　　　　内部結露は壁内や床下などで発生する結露です。断熱材

　　　　　　　　　　　　　が濡れて性能が落ちたり柱などが腐ったりする原因にな

　　　　　　　　　　　　　ります。

対策①　水蒸気の発生を抑える

・加湿器の使用は控えめに

・洗濯物を室内に干さない

・お風呂のフタを開けっ放しにしない

・密閉型の暖房機や水蒸気が発生しない暖房機を使う

対策②　換気をしっかりする

・調理後30分は換気扇を回す

・家具と壁面の間に5㎝ほどの隙間をあける

・冬は押入れの戸を少し開けておく

 対策③　断熱性の高い住まいづくりを心掛ける

・断熱材で壁を暖かくする

・断熱サッシで窓を暖かくする

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